LED防蛾灯の雷対策

LED防蛾灯は雷対策が必要です

雷被害は、以下、2パターンの被害があります。
①雷が直接落ちる場合
②雷によりサージ電圧・電流が影響

(1)雷とは

雲は水蒸気の塊で、積乱雲(入道雲)は高さが10kmにもなります。
冷やされた水蒸気は氷の粒子となり、気流によって激しくかき混ぜられ静電気が作られます。空気は電気を通さないため、静電気は放電されず、雲の中に貯まっていきます。
やがて電圧が上がり続け、静電気といえども1億ボルト~10億ボルトの超高電圧になります。積乱雲の中では上部がプラス極、下部がマイナス極になり電気が流れるようになります。高圧になると、積乱雲の下部のマイナス極は、下の地表にプラス極を集めていきます。ギリギリまで帯電し、空気の絶縁抵抗の限界を超えた瞬間に地表に向かって一気に放出します。これが落雷、稲妻であり、雷は年間を通じて発生しています。

(2)LED照明とHID光源(水銀灯、ナトリウム灯)の違い(故障程度の比較)

①雷が直撃の場合
全壊または故障。差異はほとんどない

雷によりサージ電圧・電流が発生する場合
強いサージ電圧・電流
LED照明とHID光源(水銀灯、ナトリウム灯)とも全壊または故障する。
故障するほど強くないサージ電圧・電流が発生した場合
LED照明がHID光源(水銀灯、ナトリウム灯)より故障する頻度が高い。

  LED照明 HID光源
電子回路 あり なし
内蔵避雷回路 あり なし
安定器 なし あり

※電子回路はサージ電圧・電流に対しダメージを受けやすい。
※LED照明には内蔵避雷回路を設けています。
※モスバリアにもLED照明と同様、内蔵避雷回路を設けています。
※スーパーモスバリア・スーパーモスバリアⅡ・モスバリアには外付けヒューズを付けています。
※モスバリアジュニア・ジュニアⅡは2017年10月以降製造分より外付けヒューズを付けています。

(3)モスバリアの故障の程度と修理について

  ダメージの程度(強→弱) 修理 修理場所
直撃・強いサージ 全壊(LED部の破損) 不可 修理不可
電子部品破損 可能 ㈱ゼロビーム
内蔵避雷回路が切れる 可能 ㈱ゼロビーム
弱いサージ 外付けのヒューズ切れ 可能 使用者ヒューズ交換

※電子部品と内蔵避雷回路は同じ基板上にあり、同様の電子部品の交換となる。

(4)雷のよる故障の実例

雷が直撃又は強いサージ電流による全損例(機種 モスバリア)

①内蔵ヒューズが両方とも破損し電子部品を交換

①ヒューズボックスの破損 ②内圧で密閉箱の両側面が破裂 ③内面が高温で焼け焦げている ④中のヒューズが損壊し形をとどめていない ⑤中の配線が焼け焦げ外れている

①LED基板及びLEDの破損

①高圧電流で破損したコード

ヒューズボックス内のヒューズのみの損傷例

①アース端子の変化(強い電流の通電による焼き付け)とヒューズ切れ

(5)雷被害を防止する方法

①アース工事を確実に施工
アース棒を必ず付けてください。
アース工事については、ホームページ設置方法に詳細を記載しています。
必ず確実に工事をしてください。

②予備ヒューズは常備
ホームセンターによっては、在庫がなく 注文販売のところがあります。
入荷待ちの間にヤガ被害に合うことがあります。
ヒューズボックスの予備ヒューズを使用した後は必ず予備ヒューズを常備ください。